京町家に泊まってみました。

2020 9/28

2017年4月3日 2020年9月28日

荒木神社と伏見稲荷大社にお参りした日
たまに利用する旅行サイトのポイント期限が迫っていて
無理矢理使ってしまおうと言うことで京町家に泊まって来ました。
最近、祇園や清水寺周辺に京町家１棟貸しの宿というコンセプトで良く見かけます。
前から興味があったのですが今回は急に決めたことと予算が無いと言うことで
少しお安い町家を選びました。
祇園や清水寺の町家はそこそこの値段がするにも関わらず満員御礼でした。
やっぱり人気があるんですね。
私が利用した町家は大徳寺近くの紫野庵さんです。

京町家　紫野庵

じゃらんから予約して決済はクレジットカードのみです。
専用駐車場が徒歩３分くらいのところにあり確保してあるスペースは１台分です。
こちらは車の出し入れが自由で１泊1000円でPayPal決済でした。
１階がワインと日本酒の御料理屋さんでその２階がお宿です。

看板も何も無いので知らない人はここがお宿とは思えないでしょう。
１階の御料理屋さんが17時開店で私が到着したのが16時だったので
最初は「え！どこ？」と思いました。
お宿の鍵がキーボックスに入っているので取り出して入室して下さいと
あらかじめメールを頂いていたので何とか分かりました。

このキーボックスがまた曲者で３連のダイヤルを回すのですが
３段目が回らず苦労しました。
最初は壊れてる？って思い電話をしようと思いましたが
手に力を入れる為に、たまたまＵ字部分を強く握って回すと
クルリと回り鍵を取り出す事が出来ました。
開錠のコツみたいなのを事前に教えて頂くと助かるのですが(^^;)
御料理屋さんの扉は既に開いていて中に入るとガラス戸が二か所あり
ひとつは御料理屋さんの扉、もうひとつは２階へ上がる扉です。
お宿は２階なので開錠してお入り下さいと聞いていたので
鍵を開け階段を上がろうとすると既に靴が置いてありました。
「うん？誰か居る？」と思っていると２階から女性が降りて来られて
卓上IHの電源コードを忘れていたので届けに来ていましたと言うことでした。
一瞬部屋を間違ったのかとヒヤリとしました。
女性スタッフの方でしたから安心しました。
ですがそのあと男性スタッフの方がゴミ袋を忘れていたので持って来られました。
チェックインは自由で誰とも顔を合わせず気軽にお過ごし下さいというコンセプトの割には
スタッフさんと顔合わせ全開で少し笑っちゃいました。

部屋は綺麗です。２人でのんびり過ごすには十分ですね。

食器も一通り揃っていたのですがお箸がありません。
これはたぶんお宿のミスだと思います。
包丁やまな板もあり自炊も可能と聞いていたのでお鍋をしました。
あらかじめ土鍋を用意して頂きいざ卓上IHで炊くのですが
温まる様子がありません。
電話をして土鍋が使えないと言うと「鍋をIHのセンターに置いて下さい」とのこと。
少し位置をずらして点いたと思ったのですがやはり駄目でした。
どうやらお鍋に対してIHが小さいようです。
仕方なくステンレス鍋で仕切り直すとすぐにグツグツときて
無事お鍋を食べる事が出来ました。

町家で、お鍋もいいものですね(笑)
お鍋を食べた直後は暖かいので良かったのですが
京都市の北なので夜は寒いです。すぐに冷え込んで来ます。
リビングにも寝室にもエアコンが付いてるのですが
私は喉が弱いのであまり温度は上げないようにしていました。
お風呂に入って温まりたかったのですが湯船がありません(>_<)
冬のシャワーだけは流石に寒かったです。
寝室はベッドがふたつでくつっける事も出来そうですよ。

毛布があったので助かりました。

1階が御料理屋さんなので少し物音がするのかな？と思っていたのですが
音は殆ど聞こえませんでした。
夜も静かで熟睡する事が出来ました。
しかし大きい交差点の近くなので早朝、歩行者用信号の音で目が覚めました。
これが意外と音が聞こえます。
それと市バスが走る音も結構気になりました。
お宿には時計が無いので目覚まし代わりになりましたけど(^^;)

朝はお鍋の残り汁でうどんを作り11時のチェックアウトまでゆっくり出来ました。
色々と部屋の中を見ていると外国人向けの説明書もありました。