お盆休み、どうお過ごしですか? お仕事の方、ご苦労様ですm(__)m
毎年、夏と冬にグルメ仲間4人で自分へのご褒美として少し贅沢なところへ出掛けます。
冬は色々なお店に行くのですが夏は全員一致でコレです。
「鮎と生ビールの会」です。
今年で7年目のイベントですが去年は2人の都合が悪く食べる事が出来ませんでした。
今年は絶対行こうという事で何が何でも予定を空けていました。
夏の土曜日にしか開催されないので毎年大盛況で
京都に来られたら足を運んで頂きたいお店です。
鴨川や貴船の川床もいいと思いますが、活け鮎がこのお値段で食べ放題です。
15cmほどの成魚になる手前の鮎なので脂のノリが抜群なんです。
見るからに厳選された鮎って事が分かります。
鮎に串を打ち炭火で焼いて頂き、いい焼き具合の鮎をテーブルまで持って来ていただきます。
鮎の脂が炭に落ちその脂で炭が燃えて鮎が焼けます。
炭火なので身はふっくらと焼け骨も頭も食べる事が出来ます。
活け鮎なので頭を持って引き抜けば骨が綺麗に取る事が出来ます。
死んだ鮎では骨の一気抜きが出来ないので新鮮な鮎の証ですよ。
全国でもおそらくココだけだと思います。
活け鮎を炭火で焼き、食べ放題、生ビールは飲み放題
しかもあの吉兆さんですよ。
そしてそしてお値段が11000円です。(税サ込)
時間は17時30分スタートで19時45分まで
ラストオーダーは19時15分頃なので約2時間
鮎と生ビールが食べ放題、飲み放題です。
鮎なんて1、2匹食べるのがおつってもの。それを食べ放題だぁなんて…
いえいえ本当に美味しい鮎は何匹も食べれます。
ちなみに私達は1人平均15匹ほど食べました。
これを見て1、2匹で済む訳は無いじゃないですか(笑)
ある程度焼けるまで焼き場へのお邪魔は本当にお邪魔になるので遠慮しました。
この焼き場ですがお店の庭で焼いて私達はお部屋でガラス越しに焼き場を見る事が出来ます。
焼けるまで涼しいお部屋で生ビールを飲みながら先付けやお弁当をお楽しみ下さいという趣向です。
でもお腹が膨れるんですよね~お弁当を先に食べちゃうと…私達は鮎が目的なので(^^;)
飲み物は生ビールと烏龍茶のみです。
ビールはスーパードライの黒も有りハーフ&ハーフも出来ます。
ビールグラスは吉兆松花堂店の専用グラスです。
しかもキンキンに冷えてます。
この松花堂店ですが松花堂庭園にあるので松花堂店です。
松花堂と言えばお弁当が有名ですよね。
この松花堂弁当、実は吉兆の創業者がこの松花堂庭園を訪れ
松花堂昭乗さんが使っていた箱にヒントを得て
お弁当にしたものが松花堂弁当と言われています。
なのでこのお店で頂く松花堂弁当こそが本物なんです。
京都で庭園なんて言うと凄くいい場所を想像されると思いますが
「え!こんなところに?」って思いますよ。
意外なところにあるんです。でも京阪電車で行けます。
京阪八幡市駅からならタクシーで10分ほどです。
樟葉駅からも市バスが何本も出ています。
吉兆さんの看板の隣に「史跡 松花堂」の文字が見えますでしょうか。
実は由緒があるんですよ。
松花堂美術館が併設されているので早目に行って見るのもいいです。
私は見た事がありませんが庭園はかなり完成度の高いものらしいです。
庭園の茶室でお茶会などもされているそうですよ。
さて鮎が運ばれ串打ちが始まりました。
ぴちぴち動いているのが席からも見えました。
後ろの竹藪は松花堂庭園の借景です。
板前さん凛とされていますが相当暑いと思います。
この日は気温37度で風は少しあるのでマシだとおっしゃっていましたが
あとで外に出て鮎を見に行きましたがやっぱり暑かったです(^^;)
お仕事とは言え大変だと思います。
お蔭で私達は極上の鮎を頂きましたが(^^;)
鮎が焼けるまでの間、お料理が順に運ばれてコースの始まりです。
1品目、ごま豆腐です。濃厚です。かなり濃厚でした。
2品目、椀物の”にゅう麵”です。でも”にゅう麵”じゃないですよ。
もっと洗練されてました。
特にお出汁が…薄味なのに昆布と削り節のキレがある!
このお出汁の味、さすが京都だなぁって思います。
3品目、松花堂弁当の箱に入ったお刺身や炊き物や八寸ですね。
鯛のお刺身昆布締めです。たぶん。
夏野菜の冷やしポタージュ。たぶんです(笑)
京野菜の炊き合わせ餡かけ。
炊き過ぎてないのと味が絶妙です。
鱧揚げ、鴨ロース、トウモロコシの刷りおろし、和え物
全部たぶんです。だってお店の方に1品1品聞けなくて(^^;)
そしてお待ちかね、焼き物の鮎です。
完璧です!
私は四国の吉野川を見て育ったので夏はおやつ代わりに鮎を食べていました。
なので鮎は焼いた匂いでその良さが分かります。
鮎は別名”香魚”っていいますものね。
器を変えて頂きガラスの器です。
涼し気でしょう~
陶器のお皿です。
そして吉兆名物の竹かごで。
これ4匹ですよね。料亭だといくらだと思います?
目の前で炭火で焼いて頂けるんですよ。それも板前さんが直接。
私達は4人ですので瞬間無くなりました(笑)
食べては取りに行ってまた食べては取りに行って。
15往復はしましたね。ちょっと恥ずかしかったです(*^^*)
でも本当にマジで美味しいです。
殆どのお客さんが丸ごと食べてました。
薬味の蓼酢も蓼を刷りつぶして酢で溶いた本物だと分かりました。
苦味と酸味が絶妙で鮎の香りを引き立てます。
鮎は1時間ほどずーっと食べてました。
生ビールも4杯頂きました。
写真を忘れましたがご飯物として鯛茶漬けも出て来ました。
デザートは生姜のシャーベットです。
魚、魚、魚を食べた後のお口直しとして最高でした。
ちゃんと考えて出されてるんだと思いました。
生姜の味が凄い、甘さより生姜がはるかに勝ってます。
17時半から始まって19時45分で誰も居なくなりました。
おトイレを出て来たらこの状態です。みなさん早過ぎ。
最後は板長さんに「来年もまた必ず来ますって」ご挨拶をして
お店をあとにしました。
夜でもまだ暑さが残っていましたが大満足でした。
みなさんも自分へのご褒美してますか。
美味しい物を食べると気持ちもリセットされて
また頑張れますよ。
明々後日は五山の送り火です。
京都はこれが終わると秋へ向かいます。
さぁ紅葉の始まりだぁ(^O^)/…え!ちょっと早い?(^^;)
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